スーパーアグリF1について

スーパーアグリF1が撤退のニュースを見て非常に残念な気持ちになったけど、僕の尊敬するアートディレクター菱川勢一さんが自身のブログで書いている言葉が、僕の心境をまとめて書いていたのと、とても響く言葉が書いてあったので引用させてもらいます。

自分個人の夢や、自分が率いる会社の夢などを投影するかのように。そんな奇跡の弱小プライベートチームが参戦して、この2年はかつてのセナがレースをしていた時のようにTV中継を週末に楽しみにしながら過ごしていました。そして、見せつけられる現実です。「いつかは自分の会社もスポンサーになってあのクルマにその名前を刻みたい」とすら思えるほど魅力的な存在でした。

スポンサーになるというのは、現実問題今のF1では不可能だけど、何か夢を感じさせてくれる魅力がスーパーアグリF1にはありました。
夢というのも弱者が強者に立ち向かうとかそういう捻くれた感情ではなく、ただ直向に頑張っている姿がみんな感動していたのだと思います。

何度か勇気やら夢やらを見させてくれたこのF1チームスーパーアグリに感謝したいと思う。そして、どうか、同じように萎えている人にその「企業力」が熱のある「個人力」には勝てない事をまたどこかで見せつけて欲しいと思う。スーパーアグリのみなさん、お疲れさまでした。

ここで書いている「熱のある「個人力」」という言葉はとても響きました。
梅田さんの「ウェブ時代をゆく」にも書いてある、「けものみち」や「大組織VS小組織」の部分にも共通する意味があり、僕の中で今後のテーマになるような良い言葉を見つけることが出来ました。

ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!

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ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

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スーパーアグリF1チームオフィシャルイヤーブック 2007

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: リミックスポイント コーデックスイメージズ事業部
  • 発売日: 2007/11/23
  • メディア: 大型本

最後に、鈴木亜久里さんチームスタッフの皆さん。残念な結果でしたが、まずはお疲れ様でした。一度身体を休めてからまた「レース」をきちんと楽しめる環境での活躍を期待しています。