にきさん。制作って難しいですねえ

まぁ若い頃にはよくあることで、私も3〜4日間デザイン事務所に寝泊りなんてのは日常茶飯事だったんだけど、まさか2人も子供持ったこの歳になってこんな事しなきゃいけなくなるとは思ってなかった。びっくりだ。でも仕事ができるというのは掛け値なしに楽しくて、嬉しい。スタッフもみんな本当に良い人たちで大好きだからさらに楽しい。

徹夜とかうちの会社はないけど、みんなで1つの目標に向かって行く感覚が、確かにまた営業とかと違うものが制作にはありますよね。
作っている過程も大変だけど楽しいし、公開した時はただみんなで拍手するだけでもとても嬉しい気持ちになるからやめられません。

でもにきさんのお仕事は、それを忘れちゃいそうになるくらい大変そうで心配。さらに読んで行くとこんな事が。

そしてついに彼は最後の勇気を振り絞ったのか、上長の良心を信じて賭けたのか、「少しだけ仮眠してきていいですか」と言った。上長は「自分で判断しろ」と言った。彼は「すいません」とようやく席を立って仮眠室に使っている応接室に向かった。そのドアが閉まった瞬間に上長は大声で「なんなんだよこのくそが!」と怒鳴った。私の心はここで沸点を超えた。そして彼は、その上長の声が聞こえていたんだろう、10分もせずに席に戻ってきた。

私が泣いたのは、このやりとりを見て、ただ客観的に「彼がかわいそう」とかいうのじゃなくて、あのときなんであの頭の足りない上長に「それはないですよ」と一言言えなかったんだろうってことだ。彼にはやさしい声をかけてあげられても、私は自分があの上長とかかわりあいたくなくって彼を守ってあげようとしなかった。それが情けなくて悲しくて腹立たしくて、もうどうしようもなかった。そのときわっと泣き出したわけではなかったのだけどね。

これはダークサイドに堕ちるように仕向けている訳で、スタッフが辞めたりして人が減ったりいろいろ対応する事になって、いずれ自分に帰ってくると言うのに‥‥‥
「代わりはいくらでも居る」という事なのか、それともすでにこの上長はシスに堕ちていて部下をダークサイドに落とす事が喜びなのか?
普段の上長さんが知らないからわかんないけど、この人も追いつめられちゃったのかな。

僕は有り難い事にリーダーとして仕事させてもらっているけど、絶対にこういう風になっちゃいけない。仲間をダークサイドに堕としてはいけない。
僕も追いつめられないようにしよっと。

いろいろ問題があっても「作る」という楽しみを得られている感覚もあるから難しい。なんだかそんな感じでしょうか。
もう少し落ち着いてお仕事ができる環境なら良いですよね。

にきさん。大変だけど頑張りましょー