授業で「携帯電話」について徹底議論 - なかなか面白い試みだとおもう

携帯サイトなどによる「ネットいじめ」の被害が深刻化する中、生徒自身に携帯電話との“付き合い方”を考えさせる授業に取り組んでいる中学教諭がいる。「携帯電話は本当に必要か」。生徒にこうした疑問を徹底的に話し合わせたところ、授業を受けた学年ではネットいじめがなくなったといい、授業について教育関係者からの問い合わせが相次いでいる。

授業で生徒達に議論させる事によって、冷静に状況を理解させていじめや携帯依存を減らし、携帯電話というツールを良い方向のみ活かす事が出来るようにして行くには、こういった方法は一つの答えだと僕は思う。

はてなブックマークのコメントを見ると批判的なコメントもあるが、まず模索して実行した教師について結果がどうであれ評価しても良いのではないだろうか。

この試みが他の学校でやった場合に、上手く行かなかったとしても現状よりひどくなることはないだろうし、状況が変わらないだけだろうから、各教育現場でどんどんやってみるべきだと僕は思う。

思えば日本の教育現場では生徒達に議論をさせるという機会が圧倒出来に少ないと僕は思う。
現に、僕は学級会レベルの決めごとを決める議論の場所以外で学校内で議論をした記憶が無い。

今回は携帯に関する問題を議論しただけであって、他にも生徒達に議論させる事によってより良い方向に行く問題や課題はあると思うので、世の中に出ても中々使うことの無い漢文や公式を教える前に、議論を経験させ、そこからコミュニケーション力を身につける機会を増やすことも、今後は考えて良いのではないかと最後に思った。

職場でも議論がある個人(発言力がある人やしゃべることが得意な人)が一方的に話すだけで、議論になってない会議というものが多いと思うので、まずは自分たちのチーム内から報告・伝達会になってしまう「会議」を無くし、議論をする「会議」をもっともっと意識して行きたいと思う。