今週のお題:私の転機 - 僕にもっとも影響を与えたパソコン

先日、部屋の整理をしていたら、僕が初めて自分で全部お金を貯めて買ったパソコン、「PowerBook2400」が目に入ったので、昔を思い出す機会として、また僕の人生にとって転機になるパソコンでもあったので書いてみることにします。

PowerBook2400とは

PowerBook2400は1996年にアップルが日本IBMに設計を依頼し製造された、2kgを切るサブノートパソコンだった。
f:id:toguo:20090315234349j:image
この頃はまだロゴがカラフルだったよねー

発売当初は40数万の値段で販売されていたけど、PowerBookDuo以降高速なサブノートがMacでは登場していなかったので、かなりのMac使いがこのパソコンを購入したと思います。

f:id:toguo:20090315234346j:image
今見てもかっこいい。

最初の遭遇と、購入まで

僕が当時通っていた専門学校の先生が、「友達の借金の代わりに貰った」と言って授業に持ってきていて目にしたのが最初の遭遇だったと記憶しています。

その先生にはとても可愛がっていただいていたので、休み時間もPowerBookの事を聞いたり、たまに触らせてもらったりしているうちにどんどん物欲が増してきて、そこからバイトのお金を貯め始め、たしか24回ローンとかで購入をしたと思う。購入した時は大分値段も下がり30万円位だったかな。

当時僕はまだMacにプラットフォームを変えたばかりだったので、知識も乏しく普通だったらデスクトップMacを買うのが普通なのに、何を血迷ったのかCDドライブも無いPowerBookを購入したので、購入後に学校の先輩に「お前は血迷ったのか」など良くからかわれたりもしました。

案の定癖が多いMacだったのでいろんな苦労もしたけど、学校の先輩も優しくて様々なトラブルや設定のノウハウを教えてくれた。それでコンピューターへの知識も増えたし、今の仕事ができるきっかけになっていると思います。

当時これで何をしていたか

このパソコンは本当に良く働いていた。人間だったら過労死していると思うw

夜11時になったらテレホーダイの時間になるのでネットに接続し、その後寝る時間になったら気になるサイトをテレホーダイの時間いっぱいを使って巡回してダウンロードし、学校やバイト先に行く時にダウンロードしたサイトをチェックしたりしていたし、授業中もずっとメモ取りに使っていたので、彼の睡眠時間は殆ど移動時間に僕が寝ている時だけでした。

おかげで熱暴走もしたり中のねじが外れて故障しそうになったりとか、何回も修理に出しにいって修理窓口のおじさんに顔を覚えられる程で、アップルケアに入っていたから修理代はかかっていないけど、もし加入していなかったら早々に手放してしまっていたと思います。

f:id:toguo:20090315234348j:image
PCカードスロットのカードを自動排出できるというギミックが斬新でした。

ネット以外では、僕は当時音楽の専門学校に通っていたので、今は亡きOpcode Visionとかで打ち込みをやったりMaxを使ってアナログシーケンサーもどきみたいのを作ったりしてました。

毎日触っていてワクワクした

僕はこの時からPowerBookの蓋を開けた場所が、僕にとってリビングであり、アトリエであり、仕事場という感覚が出来たし、それは今も続いています。
とにかくPowerBookで体験するすべて(MacOSのシステムエラーも含めw)にワクワクしていました。

感覚としてはギターキッズが一生懸命バイトして数十万するギターを購入して、毎日一心不乱に弾きまくっている感覚に、当時のパソコンの値段も高かったし近いかもしれないです。

PowerBook2400がワクワク出来るきっかけをくれたおかげで、Webデザインというものに興味を覚える事が出来たし、購入した時に働いていた現場から、今の職場に異動して会社のWebサイトを運営するという新しい仕事を社内に作り、その仕事を自ら考えて経営陣に提案しながら活動できるという、趣味と実益を兼ねた仕事を出来るようになったのは凄く幸せだと考えています。

そして今の彼女(奥さんid:fantasticfuture)と出会う契機と転機にもなったので、本当にPowerBook2400様々です(笑)。

僕より若い世代の人達は、パソコンも安くなったしパソコンがあるのが当たり前の時代になったので、僕と同じような経験をすることは無いかもしれません。
おそらく僕の時代はネット(ソフト)という環境が整備されていなかったので、憧れやワクワクする対象は目の前のハードで出来ることに限りがありました。
でも今はハードの価値は下がり、代わりにネット内で出来る体験やネット内で動かせるソフトウェアが、若い人達をワクワクさせるものに代わってきているんだと思います。

でもしきいが下がって誰でも簡単に始められるも良いけど、僕らの世代くらいまであった、数十万かけて必要な物を得ることによる充実感というのも、継続したり情熱を維持するには良いプロセスなのかもと思います。

ネットは音楽や映像・写真など様々なフォーマットを低コストに配信できるプラットフォームなので、今までリアルにしか活動していなかった人達が、ここ数年ネットに参加するようになってきて本当に面白くなってきていると思います。

でもまだまだ若い人でもネットに自分の作り上げた作品を公開していない人は多いと思うし、躊躇している人もいると思うので、僕はそういった人達でもワクワク出来る体験が出来る手助けが出来れば嬉しいです。