2011年03月11日の日記

この日思ったこと

今日は一生忘れない1日となった。
朝は息子の一ヶ月検診に彼女と一緒に行ってきた。特に問題もなく順調に成長しているようでなにより。
これからもすくすくと育って欲しい。
家に帰ってお昼ごはんを食べ、息子を沐浴に入れる準備をして彼女が洗面所で沐浴を始めた時に大地震がやってきた。
その時僕はリビングにいて、行こうと思えば洗面所に行けたのだけど、避難経路の確保のためにリビングの窓を開けて待機した。
すると外から同じマンションに住んでいる複数の方の悲鳴や子供を呼ぶ声が聞こえた。
声は興奮を超えヒステリックになってしまっている声も聞こえたので、大声で「落ち着きましょーーー!!」と何度も声を出した。
周りを落ち着かせるために言った言葉だったけど、自分も幾分落ち着いた。
揺れが収まったあと洗面所に行ったら彼女も息子も無事で、息子なんかは「ああーいい湯だった」という表情だったので、赤ん坊で良かったと思う。

その後は防火管理者だったので、マンションの中を歩いて混乱が起きていないか確認してみた。その間も余震で揺れるので正直怖かったけど、女性や子供のほうがもっと怖がっていたので安心してもらうためにも笑顔で声をかけながら歩くのを心がけた。

パニックになっていた小学生の男の子を部屋まで送って行ってあげたら、お母さんにとても感謝していただけたので、きちんと「避難した息子さんを褒めてあげてください」と言って自分の部屋に戻った。

テレビをつけてみると悲惨な状況。ここについては皆さんも知っているし、将来このエントリーを見ても思い出せそうな位なので書くのは止めておく。

夜も余震が続くし、電車も止まって帰宅できない人がいて、マンション内の男手が圧倒的に不足するので、どうかこのまま明日を迎えて欲しいとその日の最後に思った。

つくづく今日が休みで彼女と息子の側に要られたことと、マンションの皆さんに少しでも役に立てることが良かったと思う。

この日のツイート