使い回し


以前、プロジェクトXでやってたゼンリンの地図製作の話を、内容は殆どそのままにナレーションを変えたりしてNHKが放送してました。映像編集って凄いと思いつつテレビってそんなものなのかなと思ってしまいました。
少ない予算でも様々な番組を数多く作るのと、豊富な予算で一つのしっかりとした番組(資料)を作るというのはどちらが良いのかわかりませんが、昨今のWeb1.0Web2.0に似ているかもしれません。
テレビと言う情報は限られた枠の中で情報を配信する方法しか無く、再度放送するにしてもその分どこかの枠が無くなり、その枠を確保したまま実現するには枠を増やす(チャンネルを増やす)方法しか無いのが現状です。それは非常に効率が悪く「地の共有」という観点でいえば貢献度も低いと思います。
そう考えるとインターネットというものは、いつでもどこでもが基本なので、GyaoYouTube、GoogleVideoが出現して注目されて来ているのでしょう。法的な問題もありますが、これからはおそらくリアルタイムなニュースの映像配信とGyaoなどのようなアーカイブ形式の映像配信を組み合わせたサービスを出す所がきっと出てくると思います。それは世界のどこかのテレビ局かもしれませんし、GoogleYahoo!がマスコミを買ってやるかもしれませんが、遠い未来ではないと僕は考えています。もしこのようなサービスが日本で登場すれば僕はテレビでニュースを見なくなるかもしれません。
まあここら辺についてはウェブ進化論に書いてあるので僕の意見は書きませんが、どうも今までの世の中の様々な情報提供(テレビや新聞)に対する僕の捉え方が、Web制作に関わるようになってから確実に加速度的に変化して来ているのは確かなようです。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

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