電子楽器の進化は止まっていなかったのかもしれない

ニンテンドーDSPSPを楽器にするという行為は昔からあったけど、あくまでユーザーが改造しているものばかりだった。
その中で今回KORGがDSを使ってシンセサイザーを発売するという記事があったので、思わず会社で「ほしー」声を出してしまった。

http://www.aqi.co.jp/product/ds10/jp/index.html:image:large


電子楽器は僕にとって欠かせないもので、高校生の時から触っていて、今も何個かハードウェアを所有している。

最近はソフトウェアも進歩して、初めて触る音楽ツールがパソコンという人も増えてきていたけど、ここ数年の電子楽器は、今までの技術をベースに音質を上げたりなどの上積みをしているだけと感じていて、電子楽器の進化は止まってしまったのかなあと感じていた。

低価格の楽器などは最近発表されているけど、今度のKORG DS-10はまずゲーム機というパソコン以上に誰でも持っていて、仮に持っていなくても簡単に用意できるツールで発表されたというのは、ちょっと今までとは違う気がする。

今まで電子楽器に興味があった人は、パソコンも持っている人が多かったので、ソフトシンセサイザーが出た時も、新しいユーザーと言うよりは、既存ユーザが便利だと思って買うケースが多かったのではないだろうか

これが成功すれば、電子楽器もいろんな発展が期待出来るのではないかと思う。

個人的にはテノリオンKAOSSILATOR、さらに今回のDS-10のように、今までの鍵盤や弦楽器とは違うインターフェースで、音を奏でることが出来る楽器が増えてきたのが、とても嬉しい。

ピアノなどの楽器がとてもよく出来た仕組みで、それに甘えて楽器はある意味進化を止めてしまっていた部分もあったので、電子楽器を中心にどんどん新しい楽器が開発されたら、もっといろんな人が音楽を奏でられることが出来る可能性も増えるし、機械であればインターネットに繋ぐ事が出来る可能性がある訳で、今まで出来なかった体験も出来るようになるかもしれないし、実現されれば世の中が楽しくなると思う。