CGMサービスでメジャーでは無いポジションの場合、ゲーム機に対応するのはチャンスかもしれない
先日、任天堂がWiiの値下げを発表したり、ソニーが様々なサービスを発表したり、ゲーム業界が活況でしたが、その中で僕が気になったニュースが、PSPでブログが出来るサービスをソニーが発表したことでした。
この場で新発表となったのが、R∞M for PlayStation PortableというPSP向けのサービス。自分だけの3Dアバターを作ることができ、無線LAN機能を使ってブログやアルバムをほかのユーザーに公開したり、サークルを作ってコミュニケーションをとるなどSNS機能を持ったサービスとなる。PSPならではの要素として、リアルタイムでチャットやミニゲームなどのコミュニケーションを楽しむことも可能だ。
これはくしくも、先日別のエントリーで書いた、はてなへのアイデアにも書いてあったことなので、ゲーム機とCGMサービスの連携に関しては、まだまだ可能性があるのではと再認識しました。
発表の中で任天堂の岩田さんは、家族がリビングに集まりながらインターネットを利用するケースが多いという事をおっしゃっていた。
ここにはてなが入り込む余地はたくさんあると思う。
* 子供が書いたうごメモを、テレビに最適化した形で提供
* お父さん、お母さんもさくっと、Wiiに最適化したはてブ&はてなブックマークニュースでニュースをチェック
* はてなダイアリーも最適化すれば、今までにはてなにいなかった層が増えないだろうか
o USBキーボードを繋げば入力は簡単
* おじいさんおばあさんには、本気の「はてな俳句」をやるとか
o 季語などのテーマをお題に投稿してもらい、写真と組み合わせて掲載できるとか
* 人力検索に年長者のアドバイスも
o Wiiのマイクを使って声で投稿してもらうとか
o OKwaveなどのライバルに無い、人生の先人達のアドバイスが集まる?
おそらくゲーム業界はインターネットへの対応が遅れたと思っていると思います。その中で各メーカーが出したハードはブラウザを搭載したり、ネットを使ったサービスなど積極的に実験を行っている状況だと思います。
その中で僕は、ゲーム機をPCやモバイル端末と同じ土俵でインターネットに接続できるようにする事は重要だと思います。
それは、例えば小さい時からケータイを触った人が、以外にケータイに慣れてしまってPCからインターネットを利用しないようになってしまうというケースがあるように、様々な端末がネットに対応して、インターネット=PCという定義が少しずつ薄れていくと思うからです。
であれば、これからゲーム機からのみでインターネットを利用する人も増えていく訳で、そこでゲーム機に特化した形に変換して自社のWebサービスを提供するというのは、それぞれのサービスに最適化する手間はかかるかと思いますが、競合と比べて規模が小さいようなサービスを提供している企業(この場合僕が考えるのは はてな)にとっては、新規ユーザーを獲得する大きなチャンスだと考えています。