iPhoneを使って、Appleの基調講演をHTTPストリーミングで最後まで見てみた
2009-09-09にあったアップルのイベントで、ジョブスが久々に公式の場に現れプレゼンを行ったのは、個人的にとても嬉しい出来事でした。
彼がいない間にアップルの重役たちも、ジョブスが健在だと経験することが出来ない、とても良い経験をしたと思うので、今後ジョブスが復帰したあとのアップルの舵取りが楽しみです。
今回の基調講演は、いつものようにアップルのサイトでストリーミング配信されていました。
今回はSnowLepardが発売後初めての基調講演だったので、QucikTimeXとiPhoneOS3でサポートされている、「HTTPストリーミングを使っているか気になったので、最近はリビングのREGZAで大画面で見るんですが、iPhoneで見る実験をしてみました。
結果
映像を見る前は、どうせ画質もそんなに良くなくて、しょっちゅう途切れ途切れになって、見れたものじゃないと思っていましたが、予想以上に良い結果になりました。
画質
まず動画の画質ですが、iPhoneのYouTubeアプリで見る動画よりはかなり画質が良く、iPhon3GSの動画カメラで撮った映像や、iTunesで変換して取り込んだ動画並の画質でびっくりしました。もう違和感無く普通に視聴できる画質です。
通信速度
ほぼ電車で移動しながらの視聴だったので、途切れ途切れにならないか心配でしたが、一度高速走行時に動画が15秒位止まった以外は、再生し続けてくれました。
JRの線路沿いには各キャリアアンテナを積極的に導入しているので、むしろ通信環境としては良い環境だったのかもしれません。
ただ先日ソフトバンクが発表した、速度制限が現実のものとなると、もしかしたら基調講演も満足した形で見れなくなってしまうかもしれませんね。
バッテリーの減り
バッテリーの減りについては、片道で20%程度消費する感じでした。個人的にはもっと減るかと思っていたので、意外でした。
QuickTimeXとiPhoneOS3がサポートしたHTTPストリーミングについて
今回の基調講演は、上でも書いたようにHTTPストリーミングという方法をとっています。
個人的にQuickTimeStremingServerを用意したことがある身として、iPhoneでも映像配信できるのであれば是非試したいと思い、いろいろ調べてみましたが、結構大変そうです。
今までQuickTimeのストリーミング差バーを用意するには、実質Webサーバーとは別のIPアドレスにストリーミングサーバーを設置する必要がありましたが、オープンソース版のDarwinStremingServerがあったり、インストールや設定も比較的簡単でした。
HTTPストリーミングは、まだ発表さればかりの技術で情報も少なく、僕程度の知識ではまだまだ簡単に配信できないようです。
しかし、HTTPストリーミングが、今までのDarwinStremingServerのように、無償で、且つある程度の知識があればセットアップ出来るようになれば、iPhoneやQuicktimeXが入っているマシンを使って、いろいろ面白いことが出来るようになると思うので、アップルには積極的にツールの提供を行ってもらいたいと思います。