「歴史を感じる場所」 #地元発見伝
「歴史を感じる場所」 #地元発見伝
僕が住んでいる船橋市周辺は、ベッドタウンで「千葉都民」と言われるほど地元意識が少ない人が多いのが事実の街です。
でもそんな中でも様々な「歴史を感じる場所」があります。
「ストリートビューで表示できる=誰でも気軽に見に行ける」場所で紹介してみようと思います。
新京成の線路
「なぜ新京成の線路が歴史を感じる場所なの?」と思う方もいると思いますが、新京成は旧日本陸軍が演習用に使っていた線路を基に作られた路線で、妙にクネクネ曲がっているのがその名残です。
本路線大半の区間は旧日本陸軍鉄道連隊が戦前に演習用として敷設した線路で、第二次世界大戦後京成電鉄へ払い下げの経緯による。これに関し「新京成電鉄の線路はなぜ曲がっているか?」とのテーマから旧日本陸軍鉄道連隊や戦争の歴史学習へ導く記載が、高校日本史教科書の一部[4]に見られる。
新京成電鉄新京成線 - Wikipedia
下の写真は新津田沼駅に到着する直前の場所を表示しているんですが、大きくカーブをしています。
曲がっているのは
- 爆撃から被害を防ぐ
- 短い距離で多くの線路を敷く演習をしたかった
等々の理由があるみたいです。
船橋市, 千葉県
習志野市, 千葉県
因みにこの後紹介する場所とも関係するんですが、新京成は小金牧という徳川幕府の軍馬を育てるための放牧場があった大地に沿っている路線なので、トンネルと川を越える橋が無いのが特徴です。
野馬土手
船橋市周辺は明治時代に開墾され、その後戦争が終わった後は商都市として栄えその後ベットタウンになっていくのですが、その前は徳川幕府の軍馬を放牧する場所で、その為に馬が逃げ出さないように土手を作り囲んでいました。
船橋の歴史・開拓の歴史をまとめているレポートを紹介しておきます。
和の心と開拓精神(塾生レポート) | 松下政経塾
それを野馬土手(のまどて)と呼ぶのですが、現在は100年以上が経過し雨で削られたり・宅地造成などで多くが無くなってしまっていますが、今でもその雰囲気を確認できる場所があります。
こちらは船橋市にある野馬土手。僕が子供の頃はもっと土手が高かった(大人になってそう感じるのではなく、電柱と比較した高さで低くなっています)。
船橋市, 千葉県
こちらは新京成電鉄の車両基地がある松戸市のくぬぎ山にある土手です。地図で見てもらうとわかるようにかなり広範囲に土手があったことがわかります。
千葉県
日常に溶け込んでいるからこそ残っている歴史、溶け込みすぎて無くなってい行く歴史、いろいろ思うことがありますが、ベットタウンで地元意識が少なくなってしまっているからこそ、自分が住んでいる街に興味を覚えることから社会のいろいろな部分を見れるようになると思うので、自分の子供には出来るだけ教えてあげたいと思っています。
地元の魅力を発見しよう!特別企画「地元発見伝」