将来子供に初めて与えるパソコンについて考えてみた。

今回はレゴでは無いエントリを、レゴ以外の事も書ける自分が確認できて良かった(笑)!
今ぼーっと考えていることがあって、二人の息子のことで

  • いつパソコンを与えるか
  • どのようなパソコンを与えるか

があります。

「いつパソコンを与えるか」については、ちょっと答えが出せないし本人たちが「使いたい」と言った時であれば、年齢関係なく触れることが出来るようにしてあげたいと思っているので、そこは今は置いておこうと思っています。
またタブレットスマホがあるんだから無理にパソコンを与えなくてもという考えも、今はあるのかなあと感じますが、個人的にはスマホタブレットはあくまで閲覧が中心で、クリエイトするためのツールとしてはパソコンのほうが優れている部分が多いと考えています。
確かにタブレットでも絵を書くことであれば一般的なPCより優れいている部分もありますが、音楽を作る・プログラミングする等々様々な「クリエイト」を考えると、タブレットとPCをそれぞれきちんと与えて使い分けを教えるべきというのが僕の考えです。

で、今回は現時点で「どのようなパソコンを与えるか」について、候補にしているものを書いておこうと思います。

最初の候補 PC

まず、親と同じようにWindowsMacのパソコンを用意する事を考えてみました。
プラットフォームは子供がプログラミングを学ぶことを考えたら、BSD UNIXベースのMacになるんですが、二人の子供に中古だとしても買うのは高いし、最初から何もかも揃っている世界というよりは色々なことを自分で用意したり創意工夫することも体験して欲しいので、これは将来子供たちがもう少し大きくなった時に考えるので良いのかなというのが現時点での結論になりました。

中古ノートにUbuntu

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次に候補にしたのが、中古のThinkPadVAIOとかをゲットしてそこにUbuntuをインストールして使うイメージ。
これならMac・PCよりは安く済むし、使いたいソフトを自分でインストールしたり、サーバーサイドの体験もできるので良いのかなと思っています。
最近はDTP系のツールもクオリティをが上がってきているし、DTMに関するソフトも揃ってきているので、一通りの事が出来ると思います。
ただここらへんは、親のエゴで考えている部分もあるので、一度自分で触ってから決めようと思います。

今風?これから風?

最後に考えたアイデアとしては、Raspberry Piの中でLinuxを動かしてパソコンとして使う方法です。
最新のRaspberry Pi2ならネットに繋いだりする程度なら使えるレベルで動いているようだし、買い替えの時も数千円で済むし着実にスペックも上がって来ていて、次のバージョンでは普段使い出来るスペックになるのが期待できます。
初期投資としてはモニター・キーボード・マウスあたりが必要になるので、そこら辺はジャンク屋で入手したり友人からもらったりとかで賄いたいですね。
そして調べていたら、Raspberry Piの可能性に着目した面白いプロジェクトもありました。

kano

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これはRaspberry Piに独自のOSを入れて教育用PCとして使えるようにするキットで、デザインも素敵です。
でも外部ディスプレイが必要だったり、キーボードやOSが日本語対応ではないので、将来日本語に対応できたら検討したいなあと思いました。
まあ子供は柔軟なのでこのキットにUbuntuを入れて英字キーボードで普通に操作できるとも思いますが(笑)。

http://www.kano.me/www.kano.me

pi-top

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こっちはRaspberry Piを使ってラップトップを作ってしまおうという、誰もが考えるアイデアを具現化してしまったプロジェクト。
299ドルなので安くはありませんが、自分で組み立てることによってどうやってコンピュータが作られているかもわかるし、バッテリー含めての金額であればまあそれなりのコストかなあと思います。
あと恐らく将来的に新しいRaspberry Piが発表された時には、本体のみ組み替えれば使えそうなので、物を大事にするとかそういう考え方も身につけられるかもしれません。

www.pi-top.com

選択肢が増えているなあという感想

こうやっていろいろ調べて考えてみると、僕が高校生の時にパソコンを買った時はMac・PC・PC98とあっても金額的・ニーズ的にPC98しか選択肢が無いような状況だったのが、今はすべての選択肢において値段も下がったし、積極的に子供に触れさせれる事が出来る環境になったのが嬉しいです。
そしてオープンソースの世界がすごく発展し、LinuxRaspberry Piもそこで動く各ソフトウェアも、ちょっと工夫・勉強すれば使えるように簡単になっているので、ただ与えられた仕事をこなすだけでなく、様々なツールを使ってより生産的に仕事をする、自分で新しい仕事を作るという事が出来るように、子供たちにはきちんと機会を与えてあげたいと思います。