今週のお題「私のアイドル」
今週のお題「私のアイドル」
昔から色々書いているし、アイドルという言葉の意味よりも「ヒーロー」なのかもしれませんが、僕にとってはのアイドルはテイ・トウワさんと宇宙飛行士です。
テイ・トウワは、僕がシンセサイザーを始めてTRFとかの打ち込みをやっていた時(ちょっとした黒歴史)に、深夜のテレビのオープニングでかけている音楽が気になり、手にしていたジャケットを手がかりに買ったCDがテイ・トウワだったのが出会いです。
テレビでタレントさんが喋っている後ろで鳴っていただけなのに、気になったのでとりあえず買ってみたという感じだったのですが、ラジカセで音をじっくり聴いた時は本当に凄い衝撃を覚えました。
例えれば、ギターを始めた少年がジミヘンのライブ演奏を聞いておったまげる感じだと思います。そこから僕にとってテイ・トウワは、僕が唯一作ったりできるサンプラー等を駆使する音楽の中で「神」の存在になり今に至ります。
このとき買った、テイトウワ最初のソロアルバム「Future Listening!」は、当時ウォークマンで何回聴いたか解りません。
- アーティスト:TOWA TEI,Bebel Gilberto,J.Cardwell,N.Diggs,野宮真貴,A.Lindsay
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2007/04/18
- メディア: CD
- どうやればあの音が作れるのか
- どこで何の音が鳴っているか
を見つけるために
- 通学・授業中・寝る前、聴ける時は何度でも聞いてました
- 片方の耳で聞く
- イコライザーで高音だけにした形で録音して聞いてみたり
- もちろん片耳もやったし、低音・中音域をそれぞれやりました
- 1曲を原曲→高音だけ→低音だけ→中音域だけの順番にして聞いたりしてました
とにかく徹底して聞きました。
おかげで高校時代に年3回もウォークマンを買い直すという偉業を達成しましたw
まあ何回も聴く用途に使っちゃいけないメタルテープを使っていればヘッドも壊れますよね。
なんと日本科学未来館の館長であり、日本人で二人目に宇宙に行かれ、日本人初スペースシャトルに搭乗された宇宙飛行士「毛利衛」さんと一緒に写真を撮らせていただきました。
毛利さんは本当にコミュニケーションを取られるのが上手な方で、「レゴが好きなんですか?仲良しなんですね」「レゴが好きならいろいろなものを作るのが好きなのかな?」「これからも科学を好きでいてね」等々、クルーや僕に興味を持って話しかけてくださり、
この写真も最初に逆光で撮ったのでスタッフの方に「せっかくだからもう一枚撮りましょう」と、わざわざ場所を変えてもう一度取らせていただいたり、本当に感激でした。
僕自身子供の頃のヒーローで宇宙に行った方と初めて会話したし、僕の目標としている人物像「宇宙飛行士」の持つ魅力がすべて感じられ、嬉しくて泣きそうになりました。(実際後で子供とご飯食べてたら思い出し泣きしました)クルーは最初はピンと来ていないようでしたが、パパのいつもと違うテンション・感激している表情で凄い人というのはわかっていたようで、写真を一緒に撮るのも嬉しそうでした。
撮影後「宇宙飛行士だったんだよ!YouTubeでも見たことあるし、スペースシャトルに二回も乗ったことがあるんだよ!」と言ったら、まさに「わぁ~~~」という驚きと嬉しさが混ざった表情になっていました。彼にとってもいつか思い出してなにかの原動力になってくれれば嬉しいです。
そう宇宙兄弟の第一巻にあったこんなシーンみたいに
(モーニング公式サイトより)
数年ぶりに自分のアイドル(ヒーロー)について、このお題をきっかけに思いを馳せましたが、全然憧れ・尊敬の念は変わりません。
テイ・トウワさんは53歳になり、今まで通りと年を重ねたからこその表現を今も続けられ、現役バリバリクリエイターなのが素晴らしいです。
宇宙飛行士も10年に一度しかチャンスがないとしてもいつも自分の夢や周りの夢を磨き続けてくれているからかキラキラされているし、仕事の進め方についての本を読めば読むほど、日本の企業は社内研修に宇宙飛行士のメソッドを組み込むべきと思うくらい参考になり、自分の社会人としてのお手本のひとつにもしています。
今回お題を書いて思うのは、これから二人の息子がどんなアイドルを自分の中に作っていってくれるのか、そしてアイドルが出来たら僕にも話をしてくれるような関係でいたいと思います。