京都大学で宇宙基地を想定した実験を行うというニュースを読んで

元宇宙飛行士の土井 隆雄さんが、京都大学の教授をされているのは知っていたのだけど、このような宇宙基地滞在を想定した実験を企画されたというニュースを読みました。

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ロケット技術や人工衛星は、大学でも様々なプロジェクトが実施されていて、人工衛星については国際宇宙ステーションの「きぼう」実験棟から、超小型衛星を放出する事をやっていたり、国内でも多数事例があります。

上の記事のような宇宙飛行士を養成したり、養成するにはどのような環境が必要なのかを検証する機会や、別の天体で長期間滞在するために必要な技術はどのようなものなのかを、国内で研究する事例は殆どなかったと感じていて、日本の限られたリソースでは海外には相当遅れをとっていた分野なのかもしれないと思うと、土井さんのような実際にNASAJAXAの中でしかも現場(宇宙)を知っている方が、このようなプロジェクトを学生の皆さんと研究をしているというニュースを読んで、将来国内でもチャンスに恵まれた時に活躍してくれる人材が出てくることを、とても楽しみにしています。

あとこのような実験を通して、日本の食品管理技術や災害時を想定した様々な機器や道具・洋服等々の技術が、宇宙基地滞在の中でどのように役立てることが出来るのかが、より詳細に分かるようになっていけば、今後の国際的な宇宙開発の中での日本の強みを見つけていくことが出来るので期待します。