ゲーム機から、デザイン・産業史を学ぶ

今回はここ数ヶ月我が家に起きている「テレビゲーム機」ブームについて書いてみようと思います。

テレビゲームは世の中の多くのお子さんが好きな遊びだと思いますし、我が家の兄弟たちもマインクラフトやゼルダなどを楽しく遊んでいるゲーマなのですが、我が家は何故か「ゲーム機」、それも今自分たちが使っているものだけでなく、親が触れていた時代のもの、はては俗にいう殆どの人が知らない「クソハード」まで、とにかくゲーム機について研究することがブームです。

きっかけ

きっかけは夏頃にふと「パパが子供の頃やっていたゲームってなんのゲーム機で動いてたの?」「お家には昔のゲーム機はあるの?」という質問がきっかけで、捨てずに置いてあったDSやPSPを見せてあげたり、PS2PS3のゲームを引っ張り出して遊んだりしていました。

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子供達が目をキラキラさせて聞いてくれて反応が良かったので、今度は有名YouTuber「Marques Brownlee」さんのRetro Techシリーズにあった、ゲームボーイジェネシスメガドライブ)のドキュメントを見せてあげたらこれまたとても良い反応をしてくれました。

物凄く完成度の高い映像なので大人の方にもおすすめです。
youtu.be
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ゲーム機ブーム到来

そして反応が良くて調子に乗った僕は、

  • ここまで興味を持ってくれたなら一つの産業の歴史としてゲーム機(ゲーム業界)を知って欲しい
  • 今使っているゲーム機が今の形態・サイズ・性能になったのには、今までの積み重ねや競争・他の機器の影響(パソコン・スマホ半導体)などの理由がある

というところまで理解して欲しいと思い、楽しくそれを学べるコンテンツが無いか探していたところ、昔ニコニコ動画で話題になった「ゲーム機大戦」シリーズの動画が子供でも楽しく歴史に学べそうという事を知り、子供達に見せてあげたら大好評!
休みの日に4時間以上かけて一気見をしました。

youtu.be
dic.nicovideo.jp

その後はクルーはWikipediaの各ゲーム機のページを見て、CPUの性能から発売日・エピソードなどを読み漁り、自宅にある歴代プレステのコントローラを持ち比べて重心や使いやすさを研究したり、セカンドクルーもレゴやダンボールでオリジナルのゲーム機を作ったり、学校の休み時間自由帳に自分が考えた最強のゲーム機を描いたり、マインクラフトの世界でゲーム機大戦のシーンを再現したりなどなど、ゲーム機研究ブームが到来しました。

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実際に五感で経験させたい

ここまで興味を持ってくれたのなら、その分野の専門家に会わせたり学ぶことが出来る博物館などの場所に行くというのが次のステップだよなあと思い、色々調べて秋葉原にある有名なレトロゲームショップ「スーパーポテト」に連れて行くことにしました。

superpotatoakiba.jp

当日の写真は無いのですが、「あ!ぴゅう太だ!」「ほんとにXboxって漬物石みたいだね!」「ゲームウォッチかわいい〜」「ファミコンってカセットも本体も小さかったんだね〜」などなど素晴らしい反応をしてくれて本当に嬉しかったです。

ちなみにクルーは令和の時代ですがこの日あたりからソニックが好きになり、スーファミよりメガドライブ派を公言するようにもなりました(笑)。

最近は

ブームは今も続いていて、彼女の実家に眠っていたPS Oneを持って来てもらって、「帰ってプレステやろうぜ〜」のあのセリフを吐きながらハード・ゲーム機の研究に勤しんでいますし、セカンドクルーもせがれいじりを遊んだり、相変わらず大好きなダンボール工作でオリジナルゲーム機をデザインしたり、二人でレゴでセットを組んで我が家にあるゲーム機を集めてゲーム機大戦を再現したり、楽しく過ごしています。

あとゲーム機だけでなく周辺機器や名作ソフトとかも知ることによって、今遊ぶゲームの素晴らしさも理解して欲しいと思ったので、こんな本も購入して子供達と楽しく読んでいます。

携帯型ゲーム機コンプリートガイド

携帯型ゲーム機コンプリートガイド

  • 発売日: 2017/01/31
  • メディア: Kindle
家庭用ゲーム機コンプリート ガイド

家庭用ゲーム機コンプリート ガイド

  • 作者:山崎 功
  • 発売日: 2014/04/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

ゲーム機の市場はファミコンから数えても30年を越え、世界中の人・様々な世代の方が触れたサッカーや音楽と同じレベルの人類共通のツールになって来ていると思います。

子供達には大人になって色々な人と話す時に共通言語として話せるようになってくれれば嬉しいですし、自分達が当たり前のように使っているツールや機械やサービスは、長い時間をかけて競争する中でより便利で素敵なデザインとして進化していった結果である、ということを考える力を身につけるきっかけになっていてくれたら嬉しく思います。