今週のお題「現時点での今年の漢字」
面白い切り口だったので乗っかってみます。
パッと思い浮かんだ一文字は 雲 でした。
ここ半年、なんか地に足がついていないような感覚だったり、気持ちが明確になっていないというか、やるぞ!みたいな感覚が起きてアクセルを踏んでも何か変に冷静で情熱が出ないような、そんな感覚があるなーと思っていました。
なので色々な雲がイメージで出てきます。
どこに行くかわからないでフワフワと風に流されているような雲だったり、
水不足にならない程度にピーカンな空で、ふわふわしている雲が楽しく移動している。今年の終わりにはそんなイメージが出来るようになったら良いですね。
書いてみるとちょっと重い感じになってしまいましたが、そこまで深刻な訳でも無いのでお知り合いの方は心配しないで大丈夫です。
ラズパイでUSBのMIDIキーボードの入力データをMIDI端子から出力させる
明けましておめでとうございます。 例年は、昨年の振り返り・今年の抱負からブログを始めていたんですが、昨年はブログが停滞してしまったりすっきりしない1年になってしまったので、今年は変えていこう・ペースを戻そうと思い、書けることを先に書いてみようと思います。
今日は冬休みの自由研究ということで、USBのMIDIキーボードからのMIDI入力をラズパイで変換して、MIDIインターフェースのMIDI OUTから出力させる仕組みを作ってみました。
手順は簡単で、恐らくどのRaspberry Piでも用意できると思います。今回は最初は場所も取らないのでRaspberry Pi ZEROで作ろうと思いましたが、USBポートが少なくて変換端子を買う必要があるので余っていたRaspberry Pi2を使いました。
OSのインストール
GUIは特に使わないので、Raspberry Pi OS Liteをインストールしました。インストールが出来たらソフトウェアを最新に。
sudo apt update sudo apt update
MIDI機器の認識・設定
参考にしたのはこちらの記事
今回使ったMIDIキーボードはKORGのnanoKEY2とAmazonで買ったMIDIインターフェースです。
参考記事に書いてあるコマンドを実行してみると、
という品番で認識されていたので、以下のコマンドを実行すると標準で用意されているドライバーでMIDIの配線が設定されます。
aconnect nanoKEY2 CH345
クライアント名で登録することによって、どのUSB端子に繋いでも問題なく認識されるようになりました。 ただこの方法だと毎回ラズパイを起動したら、ログインしてコマンドを実行する必要があるので、もう少し準備をしてみました。
自動ログイン・自動MIDI設定
下の記事のように、ラズパイの自動ログイン機能を有効にします。
後は、piユーザーのホームフォルダにある.bashrcに
aconnect nanoKEY2 CH345
を書き加えて保存。
これで起動すれば自動的に使えるようになりました。 シャットダウンはまあOSが壊れないでしょうということで、終了時はラズパイの電源をぶっこ抜くという荒っぽい運用で行こうと思います。
これで昔のシンセサイザーを鳴らすために、わざわざ昔のMIDI端子時代の入力キーボードを使う必要もなくなり、nanoKEY2のコンパクトな環境を実現することが出来ました。
可能であれば、3DプリンターでnanoKEY2の下にラズパイやバッテリーを入れるケースを作るのが次の目標かなと思います。
はてなブログ10周年特別お題「好きな◯◯10選」
この好きな分野で10選なんて書けるかなーと思うネタだったんですが、好きな電子楽器・音楽機材10選を書いてみたいと思います。 買った事がある・ない、時代については関係なく書いているつもりですが、どうしてもアクティブにしていた時期の機材・音楽に影響を受けていると思うので、ツッコミは無しでお願いします(笑)。
YAMAHA TENORI-ON
メディアアーティスト岩井俊雄さんとヤマハがコラボして出来た電子楽器。 同じ名前のゲームソフトがワンダースワンで発売されていたりしました。 通常のシーケンサーでは出来ない自動演奏が出来るのが特徴で、今も影響を受けた(パクった)インターフェースのアプリとかが沢山リリースされています。
なかなかの値段のものだったので、楽器店で売れ残っていた良品をゲットして今もたまにLEDをキラキラさせて遊んでいます。
E-mu SP-1200
ローファイヒップホップ全盛ですが、ヒップホップ独特の音の質感はこのサンプラーとAKAI S900で生み出されたもので、いつか欲しいと思いながらDAWのプラグインやシミュレータで再現を試みるものの、音の太さなど再現することが難しく。憧れの一台です。
つい最近、開発者が携わった復刻モデルが発表されたみたいなんですが、$3,999。。。。。
SP-1200shop.rossum-electro.com
AKAI MPC2000
リズムマシン・シーケンサーとサンプラーが一体化したモデル。 MPC3000まではなかなかの値段だったんですが、このモデルでかなり買い求めやすくなり、発売当時バイトして手に入れました。
こいつと下で紹介しているVS-880を組み合わせて、バンドの手伝いで今DAWでやるような音の加工をやるためにスタジオに入り浸っていたのを思い出します。
Roland VS-880
自宅録音は今はパソコンのDAWでやるのが当たり前で、安いスペックでも必要充分なパフォーマンスを発揮できますが、当時はそんなことは出来ず、まともなハードディスクレコーディングするには数百万という時代、アマチュアはカセットのMTR(マルチトラックレコーダー)で作品作りをしているという状況でした。 そんな時代にローランドがこのモデルを発表して大人気になったハードディスクレコーダーのMTRです。
MPCでリズムとかサンプリングしたフレーズを組んで、ある程度揃ったらVS-880にMIDIで同期して流し込む。 逆にVS-880にアドリブで演奏してもらった音を録音し、美味しいフレーズの部分をMPCでサンプリングして組み直したり、今と比べれば面倒な操作でしたが物凄く機械を触っている感覚があり楽しかったです。
当時エフェクトボード込みで20万とかで購入しましたが、数年前にヤフオクで三千円でゲットしてお家に残してあります。
KORG TRINITY(TRITON)
シンセサイザーの色は黒!みたいに固定化されていた時に、KORGがシルバーのシンセを出して各メーカーが「あ、黒に拘らなくて良いんだ」となり、ここからいろんなデザイン・カラーのシンセが出るきっかけになったと思っています。
Ableton Live・PUSH
今メインにしている(そんなに触れてはいませんが、、、)DAW。他のDAWがスタジオ・音楽制作をベースにしたデザインなんですが、Liveは大きなサンプラーみたいな感覚で直感的に操作できるのが好きです。 Pushも今思えば音量調整に特化したコントローラーではなく、Liveでの音楽制作に特化したコントローラーとして出たもので、今思えば画期的でした。
KORG MS2000
ClaviaのNord Leadとどっちにするか迷ったんですが、アナログシンセを再現したモデリングシンセの最初の世代の中で、一番色々遊べて手頃な値段で手に入るモデルだったので気に入っています。 これのラックモデルを持っていて、内蔵しているボコーダーでいつかトキオを再現したいと思ってます。
KORG Volcaシリーズ
1小節のシーケンサー・音源・電池駆動・スピーカー内蔵で一台完結どこでも楽しめてお手頃価格。 このシリーズ大好きで、Beats・Bass・Keys・Sample・Modularを持っています。 他にも沢山のモデルが出ていますが、個人的にはアナログシンセを音源にしているモデルで揃えたいと思っているので、いつかVolca Kickは手に入れたいと思っています。
Teenage Engineering OP-1
デザインが最高、FMラジオも搭載していてそこからサンプリング出来たり見た目とは裏腹にかなり色々な音作りができるシンセ。 いつかは手に入れたいんですが、出荷数が少なくみんな気に入っていて売りに出さないのかなかなか安くならないのが残念です。
KORG MS-20 mini
個人的には、MOOGやProphet-5などの名器よりも「キングオブシンセ」と思える一台です。 発売当時めちゃくちゃ高価だったシンセサイザーを出来るだけ多くの人が手に入れられるように、あらゆるところに工夫が行きと届いているのがわかり、だからと言って音作りの幅は狭くなく、家で音作りをするだけでも楽しい時間が過ごせるすばらしい一台だと思っています。
10選だったのでここから漏れてしまったモデルも何個かあるんですが、電子楽器が全盛になった時代がちょうど自分の年齢に近いこともあり、その進化の過程を楽しめたのは幸せだと思っています。 今はソフトシンセ全盛で便利ではありますが、つまみを弄ったりして出てくる音はエレキギターやピアノと同じ感動を楽しめるものだと思っているので、音楽理論も演奏能力もない自分ですが、ちまちま自動演奏させながら今後も楽しい時間を過ごしたいと思います。