余ってきたラズパイをどうして行くか

数年前から、ラズパイのニューモデルが出て使いみちが思いつくと買っていたので、気がついたら少しずつラズパイが溜まってきていて、そろそろ使い道を考えたり・活かせるように知識を拡げなければと思っていました。

そんな事を考えていた中で、先日のブログにも書いたのですが昨年はラズパイ4が出て大幅にスペックアップしたので勢いで2台買ったり、GPi CASEに惹かれてRaspberry Pi Zero Wを買っていたりして、未使用のラズパイが減るどころか増える状況に(笑)。

我が家のラズパイ稼働状況と空きラズパイは

  • Raspberry Pi4 Model B 4GB 1号機
    • 下に書いたラズパイ2で運用していたNASをリプレース+HDD増強
  • Raspberry Pi4 Model B 4GB 2号機
    • テスト・観賞用。メインマシンのパソコンを使いがちなのであんまり触っていない
  • Raspberry Pi Zero W
    • GPi CASEにインストールしてレトロゲーム風のゲームを入れて遊んでいる
  • Raspberry Pi 3 Model B
    • サブマシンとして往年の一体型Macに入れて使っていたけど、ラズパイ4 2号機が来たのでお役御免
  • Raspberry Pi 2 Model B V1.2 ×2
    • NASとテスト用に使ったりしていたけどお役御免に

まとめると

  • きちんと使っているのが2台
  • 使っているか頻度が微妙のが1台
  • 使っていないのが3台

という状況なので、今年はちょっと新しい用途を考えて色々な事を試すには良いのかなあと思っています。

今考えている新しい使い道

ラジオを録音するサーバー

僕は実は青春時代にラジオを通っていなくて(実家の電波状況が悪かった)、何年か前に聞いてみようかなと思ったの事があるのですが、録音する機材が既になかったしリアルタイムに聴くのはもう社会人になって厳しかったので、結局通らずに今まで来ていました。

いろいろ調べていたら、Radikoの音を録音してそれを自宅内のサーバーでポッドキャストにして配信する方法を試されている方たちを見つけました。
qiita.com

今考えている用途は、

  • ストレートニュースの番組を収録して、それを通勤中にチェックする
    • 記事をチェックする時間より短時間・スムーズにチェックできれば嬉しい
    • 通勤時間前のタイミングに良い番組があれば良いのですが
  • コアな音楽番組をチェックしてみたい

な感じです。

MIDIフィルター

最近のMIDI周辺機器はUSB接続前提のものばかりなので、MIDIオンリーの機材を持っている自分としては直接繋がれば良いのになあと思うことが良くありました。

USB-MIDIを通常のMIDI端子に変換させる機材は売っているのですがそれなりの値段がします。

MiDiPLUS USB MIDIホストコントローラ

MiDiPLUS USB MIDIホストコントローラ

  • メディア: エレクトロニクス

で、こちらも調べてみるとラズパイを使って同じような事をしている方の記事を見つけました。
www.dm9records.com
sites.google.com

ラズパイを電池駆動にさせたり工夫すれば結構便利に使えそうで、これを実現すればKORGのnanoKEY2を同じくKORGが2000年に発売したMS2000に繋いで演奏するとかが出来るようになるので、ちょっと頑張って作ってみようかなと思っています。

それでも余るラズパイ

今の所思いついているのはこの2つで、処理能力的には残っている2台のラズパイ2を使ってやる感じかなあと考えていますが、まだ数台残っているので、自分のライフスタイルにあった用途頑張って見つけられるように、アンテナを拡げていこうと思います。

これもあった!

我が家はテレビの録画用にnasneを使っているのですが、nasneが生産完了になってしまったので、将来のサービス停止に備えてテレビの録画サーバーにするのも良さそうです。

kumak1.hatenablog.com
blog.kksg.net


でも余っているラズパイでは力不足になるので、追加でラズパイ4を買ってしまうからやっぱり使い道を考えていかねば。

GPi CASE買ってセットアップしてみた

なんかMakerFEAR以降、なんかやってみたい欲が続いていて、工作的に昔のMacにラズパイを入れてみたりしていました。
toguo.hatenablog.com

自宅にあるラズパイが少しずつ世代交代して旧機種が余ってきていたので、使いみちが無いかいろいろ調べていたら、昔のゲーム機のデザインをモチーフにした筐体があることを知り、更にゲームボーイ風の「GPi CASE」なるものが今年発売したことを知り勢い余ってゲットしていました。

retroflag.com

GPi CASEはRaspberry Pi Zeroベースなので、余ったラズパイの事は関係なくなってしまったのですがまあそこは気にせず、Raspberry Pi ZeroもイギリスのPimoroniで注文して組み立ててみました。

まずGPi CASEの箱からゲームボーイの当時の箱をイメージしていてこだわりがわかります。

で、セットアップした時の写真がこちらですが、本体もかなりゲームボーイ

こっちがオリジナルのゲームボーイ
Game Boy (1989)
GPi CASEはボタンが4つあったり背面にLRボタンがあったりしますが、イヤホンとかの配置は同じ場所にあってなかなかの再現度です。
サイズはGPi CASEが一回り小さいですが、画面のサイズは大きいです。

セットアップに9時間。。。。苦労しました

色々な方のブログを見る限り、組み立てに数十分でセットアップに1〜2時間で終わっている方が多いのですが、僕の場合は組み立ては問題なかったのですが、Raspberry Pi Zero wにOSの「RetroPie」をセットアップして、GPi CASEで問題なく使えるようにするまで、なんと9時間もかかってしまいました。

キモはセットアップする際に、事前にGPi CASEのコントローラーをどうやって認識させていくかでした。
知識がある方であればもっとスムーズにやる方法を見つけられると思いますが、僕と同様にハマってしまう方がいるかも知れないので、ここにセットアップまでの流れを箇条で書いておきます。

  1. Raspberry Pi Zero wにRetoro Pieをインストール
  2. Retro PieのアップデートやWi-Fi等の基本設定
  3. Bluetoothキーボードを認識させる
  4. GPi CASE公式サイトで配布されている各種設定ファイルをインストール
  5. GPi CASEにRaspberry Pi zero wを内蔵させ、組み上げる
  6. 起動後にBluetoothキーボードを操作して、コントローラーの認識をGPi CASEのコントローラーに合わせてリセットする

こんな感じで行けました。

使ってみての感想・余談

苦労して動くように出来たからか相当気に入っています。
単3電池三本でかなりの時間駆動してくれ、Nintendo Switchよりも持ち運ぶ機会が増えそうです。

あと今回Raspberry Pi Zero WをイギリスのPimoroniから注文したのですが、追跡サービスを使わないもっとも送料がかからない配送方法にしたら、自宅に届くまでほぼ一ヶ月かかってしまい、しかも届かないので事故が起きたのかもと翻訳機能を使ってPimoroniに問い合わせしてキャンセル対応してもらったら、なんとその日に着いてしまった(事情を伝えて再度支払い手続きを行いました)という迷惑をかけてしまいました。

Pimoroniのスタッフの方は翻訳機能を通していても、とても親切な対応をしてくれているのがわかり、Raspberry Piやメイカーコミュニティを支える素晴らしい企業ということ再認識しました。

今後も機会があればPimoroni経由で買い物をしてみたいと思います。

2019夏の思い出その3「セカンドクルーと夏休みの工作」

9月に1件も載せられず、毎年違和感のあるタイミングになっていますが、ここから数日夏の思い出を投稿していきたいと思います。

ここ数年MakerFairに行くと、家族全員 物欲や制作・表現欲に刺激を受けます。
toguo.hatenablog.com

そんな中セカンドクルーがお兄ちゃんの夏休みの宿題を見ていて、夏休みの工作というのに憧れていたようだったので、以前古いMacの基盤やディスプレイを外して、その中に液晶とラズパイを入れたパソコンを作っていたのですが、その時の経験を生かしてもう一回セカンドクルーと考えながら組み上げてみました。

オリジナルBMOの完成!

子供たちはアドベンチャー・タイムというアニメが大好きで、その中で登場するBMOというコンピュータのキャラクターが可愛いくてリュックも持っていたので、我が家オリジナルのBMOを作ろうということになりました。
BMO!

で、完成したのがこちら。

中身は、コンピュータ本体はラズパイで作り、液晶は以前組み上げた時は隙間が目立ってしまったので、分解し液晶パネルを直接貼り付けるようにしてみました。
BMOの顔はセカンドクルーにマウスで書いてもらったものを壁紙に設定し、ダンボールで手や「BMO」と書かれているパーツを作ってもらい貼り付けました。

やっていることは大したことではないのですが、一緒に作った・世界で一つだけのオリジナルというのは本人も満足したようですし、僕もとても楽しい時間になりました。

これがコンピュータと仲良くなるきっかけになってくれれば嬉しいです。

2019夏の思い出