音楽制作環境を作るときに困ったこと・解決した方法まとめ
ひとつ前の記事で、音楽制作を再開するために持っている機材をセットアップしたのを紹介しましたが、その時にいろいろ困ったことがあって調べたて解決したことがあったので、参考になるかもしれないのでまとめておこうと思います。
「MIDI出力が足りない」の解決方法 MIDIスルーボックスを買う
写真をみてもわかるように、ソフトシンセ全盛のこの時代にも関わらず、KORGのVolcaシリーズが4台、同じくKORGのMS2000があって、それをAbleton Liveでコントロールしようと思ったら、我が家のジャンク箱には2in2outのMIDIインターフェースしかなかったので、どうやっても足りない状態でした。
Volcaの製品コンセプトとしては単体でパフォーマンスを楽しむものなのですが、僕としては全部Ableton Liveでコントロールしたかったので、ポート数が多いMIDIインターフェースを調べたりしたのですが、何万円もするので断念しました。
あとMIDIというのは1ポートあたり16チャンネル扱えるもので、Volcaはそのうちの1~数ポートしか扱わないので、機材分のポートがあるMIDIインターフェースを買うのではなく、音のミキサーのように、MIDI信号を分岐することが出来るMIDIスルーボックスを探して買ってみました。
beatnic.jp
このMIDIスルーボックスでは1ポートを4つに分岐出来るので、Volca4台に繋いで、2in2outのインターフェースのもう一つの出力はMS2000に繋ぎ無事に解決しました。
「オーディオインターフェースの入出力が足りない」の解決方法 MacOSXの「機器セットを作成」
セットアップした際に一番困ったのはここでした。各ハードウェアの音をAbleton Liveに立ち上げるには、最初は2in2outのオーディオインターフェースではまかなえないので、アナログのミキサーに繋いでからオーディオインターフェースに繋いでいました。
でもこれだと問題があって、例えばあるシンセの音にLiveのエフェクターを試しにかけてみたいと思っても、他の楽器の音にも一緒にエフェクトがかかってしまうので、いちいち音をミュートしたりする必要が出てきてしまいます。
かと言って、新たに音の入出力が沢山あるオーディオインターフェースを買うのも高いし、出費は避けたいのでこの方法で我慢してやるかーと思っていたら、こんな記事を見つけました。
まずは1つめの複数のオーディオインターフェイスを束ねるという機能。最初は、何のためだと思ったが、よく考えるとなかなか画期的な機能だ。4IN/4OUTのオーディオインターフェイスと6IN/6OUTのオーディオインターフェイスがあったとき、それらをまとめて10IN/10OUTのオーディオインターフェイスのように扱える。
藤本健のDigital Audio Laboratory
実は我が家には、型落ちだったり特価で売っていたのを買って使っていなかったオーディオインターフェースが他にも二つあったので、この方法でやればミキサーがいらなくなるのでは?と思ってやってみました。
モデル名 | 音の入出力 |
---|---|
Propellerhead Balance | 2in 2out |
Steinberg CI2 | 2in 2out |
t.c. electronic konnekt 24D | 4in 4out(アナログ) |
合計 | 8in 8out |
ハードウェアの出力は
モデル名 | 出力のチャンネル数 |
---|---|
MS-20mini | 1 |
Volca Keys | 1 |
Volca Bass | 1 |
Volca Beats | 1 |
Volca Sample | 2 |
MS2000 | 2 |
合計 | 8 |
ぴったりでした!
そして設定して使っていますが、認識がされない時がたまにありますが、事前に各オーディオインターフェースの電源を立ち上げいなかったのが原因なので、それをきちんとやっていれば、一台のオーディオインターフェースを使っているのと同じように扱えてとても便利です。
「電源タップがいくらあっても足らない」の解決方法
Volcaは電池駆動出来るのですが、触っている時に電池切れするのも嫌だし、台数分のアダプタを買うのも場所もとったりケーブルがかさばるので、MIDIスルーボックスを買ったところで売っていた、分岐ケーブルを買いました。
beatnic.jp
結果として台数分のアダプタを買うより経済的でした。
Ableton Push見づらい・ちょっと触りづらい
無事にセットアップが終わり楽しく遊んでいたのですが、Ableton Pushを触るときに、奥のつまみを触ったりディスプレイの文字を見るのがちょっとやりづらかったので、IKEAのラップトップサポートを使って斜めになるようにしたらとても使いやすくなりました。
www.ikea.com
最近はパソコンの近くでPushのようなコントローラーを使う機会も増えて来ていると思うので、IKEAのは安いしおすすめです。
近くにIKEAがない方はちょっと高いですがAmazonでも買えます。
BRADA ラップトップサポート,ブラック IKEA(40165466)
- メディア: エレクトロニクス
いっぱい挿したオーディオインターフェースが不安定
オーディオインターフェースを3つ、MIDI関連で2つUSBを繋いでいたら、オーディオインターフェースが認識しない時がありました。
いろいろ調べていたら外付けHDDの電源を入れていたら、外付けHDが電源アダプタをつけて動かしていたとしても電源が不安定になって発生していたことがわかったので、電源がしっかりしているUSBハブを買ってすべてのUSBをここに繋いでみたら安定してくれました。
パソコンの画面低い
設置して困ったのが、Macbook Airの置き場所でした。Pushの奥に置くのはよかったのですが、見下ろす形になって首が痛かったので、無印のアクリル棚の上に置いてみました。
操作はBluetoothのキーボードとトラックパッドでやってます。
こんな感じです。知識がある方であれば自分で解決したり、便利・高価な機材を買って解決される方もいると思いますが、僕と同じように新しい機材が買えない、でももう少し便利に使いたい、どうにかして解決したいという方の参考なれば嬉しいです。