ZOOM PodTrak P4を買ってみたら、ポッドキャストから在宅勤務まで超絶便利だった
昨年からポッドキャストをスタートしてから、最近は収録から公開までの流れも慣れてきたので、もう少し収録を楽にしたり・リアルでの収録を挑戦していきたいと思ったので、年明けにZOOMのPodTrak P4を購入して色々試していました。
zoomcorp.com (メーカー名はZOOMですが、アプリのではなく昔から楽器・音響機材を作っている別の会社のズームになります。)
暫く使ってみてやりたかった事が大体確認出来たのと、予想外に便利に使えたケースがあったのでまとめてみようと思います。
リアルでの収録
まずは基本的な機能である、リモートではなくリアルの収録をやってみました。
マイクは家にあったSM57と、昔叩き売りされていたベリンガーのダイナミックマイク3本セットに入っていたマイクを使って3人で収録してみました。
音に関しては、換気をしながらで外部の音が入ってきている環境だったのでノイズが気になりましたが、感度の高いコンデンサマイクではなくダイナミックマイクを使っているなかで、プリアンプでしっかりレベルを上げることも出来たし、デフォルトで用意されているリミッターも調整不要で良い感じに設定されているお陰で、レベルも整っていて収録後の編集も非常にやりやすかったです。
当日収録した音を使った配信はこちらになります。 anchor.fm
在宅勤務でのビデオ会議にも使ってみた
自分の働いている会社は、業務で使うビデオ会議サービスはGoogle Meetです。 基本的な機能は満足しているのですが、使用しているプランだと会議の録画が出来ないのが唯一の不満点でした。
- 議事録を後でまとめる時のメモとして
- 議事録を書くほどではないけど後で思い返せるようにしたい
- 参加出来なかった人がチェックできるようにしたい
と思うと、今まではOBSとかを使って画面収録をしたりしていたのですが、マシンへの負担が結構あり会議中に自分の画面を共有するとGPUのファンが物凄いことになってしまうのが悩みでした。
そこでPodTrak P4をパソコンのオーディオインターフェースとして常駐させて使うようにして、必要に応じてMTGの音声を録音するようにしてみました。
映像については録画出来ませんが、スライドとかであれば別途共有できるしそうでない場合もスクリーンショットを撮っておいて共有すれば、録画機能と同じ体験が出来る様になりました。
何より録音処理をPodTrak P4側で行ってくれるので、パソコンの負荷も上がらずサクサク動いてくれるのが物凄く便利でしたし、録音データも各トラック毎だけでなくミックスされたデータも生成されるので、会議が終わったらミックスされたWavファイルをMP3に変換するだけなのでとてもスムーズに共有出来ます。
自分+リモート2名の収録
PodTrak P4はスマホ用の入力が用意されていて、そこを使って電話経由でリモート収録が出来ると紹介されていますが、この入力に音声が来れば良いだけなので、スマホでビデオ会議アプリを立ち上げて使うことも出来ます。
またUSB接続が出来るパソコン・タブレットを使えば、こちらの方でもビデオ会議アプリを立ち上げればさらに一人追加してリモート収録が可能なので、将来的にはこんな方法で収録してみようと思っています。
- 自分のマイクを入力1に接続
- PodTrak P4をUSBでiPad Proに接続
- USB経由の音声は入力3に入る
- PodTrak P4のスマホ入力にiPhoneの音声ケーブルで接続
- スマホ入力経由の音声は入力4に入る
- iPhone・iPad ProそれぞれでZOOMアプリを起動
- それぞれ別々のZOOMアカウントを使ってログインし、別々の会議として接続する
- 無料枠の範囲で収録をしたいという理由も
- 収録
- それぞれのトラックに記録された音声を使って編集を行う
今まではそれぞれの環境で、ボイスレコーダーを起動して録音してもらい、最初と最後にタイミングを揃える手拍子を入れてもらったり、後でファイルを転送してもらったりという作業が発生し、リテラシー・環境が整っていない方には大変なご苦労をおかけしてしまっていたので、上に書いた方法にシフトすることで、今まで出演を依頼しづらかった方にも声がけやすくなるんじゃないかと期待しています。
実際使ってみたら「あ、こんな使い方出来るかも?」と思えるように作られているのは、昔からZOOMを知っている身としてはPodTrak P4はとてもZOOMらしい機材だなーと思いました。
これからも愛用して行きます。
ZOOM ズーム P4用ブルートゥースアダプター BTA-2
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